40代未経験でも保育士を目指せる！医療保育士にチャレンジ
40代の未経験から保育士になろうと考えている方もいるでしょう。保育士としてキャリアアップを目指す中で、医療保育士への転職を検討している方も多いのではないでしょうか。今回は、40代医療保育士を目指す方に向けて、医療保育士の仕事内容、給料や休みについて紹介します。
医療保育士（病棟保育士）とは
医療保育士とは、入院している0歳～18歳までの子どもを対象にケアを行う保育士です。医療保育士は主な活動範囲が病棟となるため、病棟保育士とも呼ばれます。
医療保育士と病棟保育士の役割に、厳密な違いはありません。ただし、医療機関によっては、看護分野に関わる業務を行う保育士を医療保育士と呼ぶケースがあります。
医療保育士の仕事内容
• 保育
医療保育士は、子どもの発達段階に合わせたあそびを提供しています。活動内容は、身体への負担を考慮する必要があるため室内でのあそびが中心です。
また、一般の保育園とは異なり、学童児もいるため、必要に応じて学習支援も行います。
• 生活介助
付き添いの方がいない子どもに対して、食事•排泄•睡眠などの介助を行うこともあります。介助をおこなう場合は、それぞれ病気の症状が異なるため、医師や看護師と連携しながら、個別対応をしていくことが必要です。
一般の保育園とは異なり、「介護」の要素を含んでいることも認識しておきましょう。
• 家族支援
入院中の出来事を報告したり、保護者からの相談に乗ったりするなどの家族支援も行います。保護者が抱える子育ての悩みは、一般の保育園よりも深刻な場合が多いため、真摯に受け止め、寄り添うコミュニケーション力が重要です。
• 環境整備
入院中の子どもが抱える不安やストレスは非常に大きいです。ストレスによる病状の悪化を防ぐためにも、安心して入院生活が送れる環境整備は病棟保育士の重要な仕事といえるでしょう。
医療保育士の給料や休みについて
• 給料の違い
医療保育士は医療環境での特殊なケアを提供するため、一般の保育士よりも高い給与設定がされることがあります。経験や専門資格を持つ場合、さらに給与が高くなる傾向があります。
• 休暇の取得の違い
医療保育士は医療施設での勤務を行うため、通常の保育士よりも休暇の取得に制約があることがあります。シフト制や忙しい時期には休暇を取得するのが難しいことがありますが、年次休暇や特別休暇の取得権はあります。
医療保育士に向いている人は
では、医療保育士はどのような人に向いているのでしょうか。
医療保育士は、病気やケガの子どもに対する接し方や、医療の知識など新たに学ぶことも多い職業です。そのため、40代でも学ぶ意欲が高く、医療現場にたずさわりたいと考えている人には向いています。
また、一般の保育園と比べて責任は大きいですが、その分、給与面などの待遇や、医療保育士特有のスキルなど、得られるものも大きいです。保育士としてスキルアップしたい人にも向いていると言えるでしょう。
40代の転職成功事例
• 甲斐梨江子（かい りえこ）
背景：40歳で、元々企業の従業員でした。
転職経験：医療業界への熱意から、再び学び直し、医療保育士の資格を取得しました。
挑戦と成就：年齢差や再学習の困難を乗り越え、現在は地方の病院で病棟業務に従事し、患者のケアに尽力しています。
• 山崎健太（やまざき けんた）
背景：元は営業マネージャーでしたが、40歳で転向しました。
転職経験：より意義ある仕事を求め、医療保育士になる道を選びました。
挑戦と成就：体系的なトレーニングと学習を経て、資格を取得し、現在は地域の医院で高齢者の看護を担当しています。
• 桥本香织（はしもと かおり）
背景：行政部門での経験があり、40歳で新たな職業道路を選びました。
転職経験：人を支援することに深い関心を持ち、医療保育士になることを決意しました。
挑戦と成就：フルタイムの学習とインターンシップを経て、病棟での環境に成功裡に転職し、患者から信頼される看護師として活躍しています。
まとめ
医療保育士は、病気の子どもたちの健康を支えるやりがいのある職業ですが、求人は限られています。転職を考える際には、以下のポイントに注意しましょう。
まず第一に、保育の実務経験を充実させることが重要です。具体的なケア経験や病院での業務経験があると、医療保育士としての即戦力性が高まります。
次に、履歴書や面接で自分の強みを明確に伝えることが必要です。医療保育士としての情熱や子どもたちへの愛情、そして医療分野に対する強い興味をアピールしましょう。
さらに、業界内のネットワークを積極的に活用しましょう。専門団体やセミナーに参加し、最新の情報や求人情報を把握することが重要です。
最後に、転職活動は時間と努力が必要です。忍耐強く、コツコツと努力を重ねて自分の目標に向かって進んでください。